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理想的な供養を実現するために

霊園

供養の方法や考え方は必ずチェック

永代供養墓地を選ぶときには、どのように供養されるのかということがもっとも大切なチェックポイントとなります。
屋内なのか屋外なのか。遺骨は分骨タイプ(故人や家族ごとに分けて納骨)か、合祀(分けられない)タイプか。といったところが比較ポイントになります。33回忌や50回忌を終えた時点で分骨タイプから合祀に切り替わる永代供養墓も少なくありません。合祀の場合、前述の通り改葬や分骨ができないというデメリットがあります。
また、その寺院や霊園の供養に対する考え方も確認しておきましょう。期待しているような供養が行われているか、事前に見学するとよいでしょう。

お墓参り

法要は行なうべきか

永代供養のもっとも大きなメリットに、必ずしも法要やお参りの必要がないということがあります。つまり、一周忌や七回忌などの法要や、お盆やお彼岸、命日のお参りが必要なく、放っておいても野ざらしのお墓のように荒れることはありません。
しかし、法要やお墓参りはできる範囲で行なうことをおすすめします。
近年は、ライフスタイルの多様化によって、昔ながらの親族が一同に会する機会が非常に少なくなっています。結婚式でさえ、親族が全員集まらないこともあるでしょう。法要を「口実」に親族が集まり、故人を偲んだり、思い出話に花を咲かせたりすることで、お互いの様子を確認しあう機会をつくるのもよいのではないでしょうか。霊園によっては、法要のためのホールや会食スペースを用意しているところもあります。

お墓

永代供養への改葬について

永代供養は必ずしも亡くなった直後から行わないといけないものではありません。一般的なお墓を墓じまいしたうえで、遺骨を移して永代供養に切り替えることもできます。これを改葬といいます。
お墓が自宅から遠い、体が不自由、仕事が忙しいなどの理由で、十分にお墓を管理できない場合、一般的な屋外のお墓は荒れ放題になります。墓石や塔婆は汚れたままになり、雑草や枯れた供花等によって見た目も非常に悪くなるでしょう。
仏教には、遺族が故人を大切に供養するという善行を行なうことで、故人がさらに徳を積み、極楽に行けるという考え方があります。まだ供養の方法としては主流ではないので、永代供養に抵抗がある方もいらっしゃるかとは思いますが、故人のためにもお参りしやすい永代供養墓に改葬するという選択肢には大いに検討する価値があると言えるでしょう。
また合祀されていない遺骨であれば、永代供養から一般的なお墓による供養に切り替えることも可能です。